事業報告

平成28年度講師例会

20160721_017月21日(木)、平成28年度講師例会がクーポール会館にて開催されました。
20160721_02冒頭、杉山理事長は挨拶の中で、昨今の業界における後継者不足問題に触れ、「協会として見過ごすわけにはいかなく、ネットワーク委員会などを通じて新たなアドマンの創出を積極的に図っていく」と強く語りました。

20160721_03そして、本年度の講師例会は、昨年度の例会が大変好評を博した経緯もあり、引き続き(株)博報堂DYメディアパートナーズ メディア環境研究所の 加藤 薫 様にご講演をお願いいたしました。今回は、「Changing Media Values モバイルシフトで変わるメディア価値」と題し、新たに生まれるコミュニケーションの方向性についてご講演を賜りました。

20160721_06デジタル化、デジタル化と叫ばれて久しい世の中ですが、それはもはや「モバイル化」と捉えるべきである──。モバイルメディアへの接触時間はますます増加傾向にある今日、そんな「モバイルシフト」がもたらす影響には一体どのようなものがあるのでしょうか。

20160721_04その一例として、既存メディア(テレビ・ラジオ・新聞・雑誌)のイメージが回復傾向にあるとのこと。これまで躍起になっていたデジタル化、モバイル化が「あたりまえ」なものとなり、既存メディアの「価値」がここにきて見直され始めているそうです。

再評価されることによりコンテンツの鮮明化が図られ、そこに新たなコミュニケーションのチャンスが生まれる。これまではクロスメディア(メディア×メディア)という手法はあったが、これからはクロスバリュー(バリュー×バリュー)の考え方。モバイル化、マルチスクリーン化といった前提があるうえで、それぞれのメディアが持つ価値を掛け合わせ、生活者に最良のコミュニケーションを提供していくことが求められる、と講演を締めくくられました。

※詳しい情報はメディア環境研究所様ウェブサイトでご確認いただけます。
http://www.media-kankyo.jp/

質疑応答ではするどい質問も飛ぶなど参加者の関心の高さが伺えました。おかげさまで今年度の講師例会も大変盛況に終えることができました。今回もご担当いただいた細川副理事長をはじめとする、メディア委員会・事務局・例会運営委員会の皆様、ありがとうございました。

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