9月2日(水)、本年度の広告ビジネス講座が静岡市の「あざれあ」にて開催されました。協会会員社に所属する若手〜ベテラン約70名が会場狭しと集い、講師としてタンバリンの横澤宏一郎代表(クリエイティブディレクター/CMプランナー/コピーライター)、株式会社電通 CDCの武藤新二氏(コミュニケーションデザイナー)の2名をお招きし、それぞれ約1時間30分の密度の濃い講座を行っていただきました。
第一部は「クリエイティブを諦めない」と題し、横澤宏一郎氏自信のクリエイティブ人生を振り返りながら、気づきを得たタイミング、己を信ずることの大切さを説いていただきました。数々の著名な仕事をこなしてきた横澤氏ですが、駆け出しの頃はほぼ「ひとりですべてをまかってきた」とのこと。それは、関わる人が多くなる程企画は丸くなってしまうし、そもそも客観なんてものはなく、あるとすればそれは主観の集合でしかない。自分が面白いかどうかが大切であり、やがてその「独感」が「共感」に変わる時がくる。と力強く語ってくれました。
第二部では「アタマの体質改善」と題し、ご自身でも同題の著書を出版されている武藤新二氏による発想力・創造力を鍛えるトレーニング法を学びました。発想力とはズバリ「他人が気づかないことを見つけ出すこと」であり、誰もが無意識に流している所にアイデア、企画のヒントがある。そして「創造」は「想像」であり、どんどん想像を巡らせ、他人に伝えよう。そうすることでまた気づきが生まれ、そこから再び想像が……と良い相関関係を築いていくことが大切、と語ってくれました。具体的な実践方法も少しご紹介いただきましたが、どれも感心してしまうものばかり。気になる方はぜひとも武藤氏の著書をご一読いただければと思います。
講座終了後は会場を紺屋町の「LIFE TIME」に移し、講師ご同席のもと、参加者みなさんで大いに懇親を深め合うことができました。
今回の広告ビジネス講座をご担当いただいた廣住委員長をはじめとする研修委員会の皆様、誠にありがとうございました。