事業報告

第58回 新聞広告の日

10月20日は「新聞広告の日」。広告で日本経済活性化を、という想いのもと、日本新聞協会により1974年(昭和49年)に制定されました。当協会も毎年、静岡新聞と中日新聞にそれぞれ全5段の広告を出稿させていただいております。

今年の広告は「がんばれ! 新聞広告」をテーマに、静岡デザイン専門学校グラフィックデザイン科の3年生30名のみなさんに課題として取り組んでいただきました。
モノクロ広告だからこそできること、後には捨てられる運命にある新聞という紙だからこそできることなど、新聞広告の新しい価値を見つけるためにディスカッションを重ねました。10月4日にプレゼンを行い、優秀作品4作品を選出させていただきました。

最優秀作品には、静岡デザイン専門学校3年 大石和奏さんの作品が選ばれました。「オオカミが出たぞー!」のコピーがとてもキャッチーです。オオカミ少年は、同じウソを何度も繰り返したことで、しまいには信用されなくなるというお話ですが、ここは広告。同じことを繰り返して言うのは広告テクニックのひとつなんですね。(ウソはいけませんが!) シンプルかつ、受け取り方が多様な印象で多くの票を集めました。おめでとうございます!
優秀作品には3作品が選ばれ、その1つめには同校3年 森田 涼さんの作品が選ばれました。購読者の年齢層が高めの新聞において「なんか、逆にエモい。」という若者フレーズが突き刺さります。「広告」を「告白」に置き換えて(字面も似てますね)、どちらにも共通する“エモ”ーショナルな要素がうまく表現されています。手紙ってドキドキしますよね。
優秀作品2つめは、同校3年 中山紗弥さんの作品です。「で?」と思わず突っ込んでしまいそうな内容ですが、それでいいんです。広告の本質は「コミュニケーション」。一方的な情報伝達ではなく、双方向的であるべきものなのです。新聞広告の日がなぜ「10月20日」なのか知りたくなった人、いるのではないでしょうか?(答えはWEBで!)
優秀作品3つめには、同校3年 高木唯衣さんの作品が選ばれました。新聞は「信用ある情報を得る」という点では、ライフラインと並びなくてはならないもの。その新聞発行を支えるのが購読者であり、「新聞広告」なのです。特に新聞は地域のニュースが豊富! 地元を愛するからこそ、新聞も愛してほしいのです。そして時々、記事下の広告にも目を向けてくださいね。

以上、4作品をご紹介させていただきました。最優秀の大石和奏さんの作品は、10月20日の静岡新聞と中日新聞に掲載されます。ぜひご覧ください!
ご協力いただきました静岡デザイン専門学校グラフィックデザイン科のみなさん、ありがとうございました!

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