事業報告

平成29年度通常総会

20170419_014月19日(水)ホテルアソシア静岡にて平成29年度通常総会が開かれ、平成28年度の活動を改めて総会という場にて締めくくると共に、新年度の事業計画と予算案について審議が行われました。

20170419_02「広告は時代を映す鏡」杉山理事長は冒頭の挨拶の中でそう述べ、「24時間、戦えますか」のキャッチコピーを例えに、「昨今のワークライフバランスにおいてはどのようなコピーとなるのだろうか。『広告を考えること』は『時代の空気を呼吸すること』、ぜひとも時代の空気感を読む力を養って業界を盛り上げていこう」と語られました。

20170419_04今回は改選期ということで、理事構成メンバーにも新しい顔ぶれが登場いたしました。そして何よりこの度、電通東日本の鈴川支社長を第9代理事長に迎える運びとなり、新年度のみならず協会の中長期に関わる重要な案件の承認と共有がなされました。

20170419_03また、6月をもって退任(交代)される細川副理事長、そして4期8年間という長期にわたって理事長職を担っていただいた杉山直前理事長に感謝の意を表し、協会から記念品が贈呈されました。

20170419_05記念講演では、「NHK大河ドラマの放送を契機とした地域振興」と題し、株式会社KmD代表取締役 大鹿 文明様にご講演を賜りました。大鹿様は長年、日本放送協会(NHK)にて多くの番組を手がけられ、転籍、独立された今もなお、万博や各種記念事業といった幅広い分野においてご活躍されています。もちろん多くの大河ドラマにも携わられ、今回、大河ドラマをとりまく様々な裏話を語っていただきました。

20170419_14全国に受け入れられる(ヒットする)大河ドラマとは何か。それには幾つかの要素があり、1つは主人公に地域的な敵がいないこと。例えば、新撰組と長州・薩摩は現代においても未だ相容れないし、徳川家康でさえ関西では無関心なのだそうです。(関西のヒーローは豊臣秀吉)
2つ目は放送年の市場を読むこと。大河ドラマのプロデューサーは放送年の3〜4年前にオファーを受けるそうで、相当な「先読み能力」が求められるとのこと。現在放映中の「おんな城主 直虎」のプロデューサーは3年前、2017年を「女性宰相・政治リーダーが生まれる」「多様な変化にしなやかな舵取りが求められる時代」と予想し、あえて低視聴率のジンクスがある女性主役の企画に臨んだそうです。

20170419_07時代の受け取り方は人それぞれですが、昨今の情勢を見事当てられているように感じますし、直虎の女性ならではの知恵、失敗しない戦い方(道はひとつではない)は、ズバリ今の時代の在り方を示してくれているのではないでしょうか。
そして気になる大河ドラマが及ぼす経済効果ですが、大鹿様によれば、経済効果は一過性であり継続性はなし。地域がやるべきことは「直虎がどうのこうの」ではなく、直虎によって静岡県が注目されるこのタイミングに県民各々が自らの地域を見つめ直し、課題を見つけ、その課題を乗り越えること。そうすることで本当の地域振興を果たせられるし、大河ドラマはその絶好のチャンスであると述べられました。

20170419_06余談として、NHKは国民一人ひとりのお金によって運営される“民間放送”であり、決してクライアント目線ではないのですが、「マッサン」の時はニッカ以外の企業から大変お叱りを受けたそうです。しかし結果として、企業同士が「協争」したことによって総じてウイスキー売り上げが伸び、ウイスキーの個性や楽しみ方を広く伝えられるきっかけになったとのこと。そんな風に、地域振興もあるべきなのではと感じた講演でした。

20170419_08講演後は会場を移して懇親会が催されました。

20170419_09協会の新時代を担う鈴川理事長の熱い所信表明に、ホっとした表情をされる杉山直前理事長がとても印象的でした。締めには、種茂監事による現役時代さながら(?)の勇ましいエールが鈴川理事長に送られ、改めて平成29年度の活動がスタートいたしました。本年度も静岡県広告業協会をよろしくお願いいたします。

20170419_1120170419_1020170419_1220170419_13

Return Top