事業報告

第59回 新聞広告の日

10月20日は「新聞広告の日」。本年も、静岡デザイン専門学校グラフィックデザイン科の3年生の皆さんに課題として取り組んでいただきました。

静岡デザイン専門学校様ではこの課題を「産学連携授業」のひとつに位置付けられており、外部団体や企業が学生たちの学び・作品づくりに協力しながら成長を支援するというスタンスの授業であるとのことです。広告業界も人材不足が叫ばれて久しい昨今、こうした機会をきっかけに、広告業界に興味を持っていただければと願い、取り組みに賛同いたしております。
数ヶ月の課題制作期間を経て、先日9月29日、約50名の生徒さんによるプレゼンテーションが開かれました。当協会理事構成メンバーも審査に参加し、優秀3作品を選出させていただきました。最優秀作品は甲乙がつけ難く、異例の2点選出となりました。

まず優秀作品には、3年 松本耕陽さんの作品が選ばれました。
新聞という「紙」の素材に着目した意欲作です。谷折り・山折りの線に沿って折ると・・・人のイラストがマスク姿になる! この斬新なアイデアは、広告クリエイターの古川雅之氏の作例から着想を得たとのこと。自由な発想を楽しむ遊び心と、広告への滞在時間を延ばすという真面目さが絶妙のバランスで成り立っています。紙→紙のマスク→感染予防と連想させる上手さはもちろんのこと、キャッチーなイメージが幅広い年齢層に刺さる作品です。

そして、最優秀作品の1点目には、3年 大橋なつみさんの作品が選ばれました。
「“シン”がいっぱい。」というキャッチコピーとともに、「新」「信」「真心」といった“シン”を表す言葉が特徴的に表現されています。これらの“シン”要素が、あなたの「芯」になるというメッセージなのですが・・・もうお気づきでしょうか。そうなんです、この意味シンなビジュアル、実は全てシャープペンの「芯」で出来ているんです! 言葉遊びの面白さが際立つ作品ではありますが、なかなかどうして、見るたびに深〜い発見がある、見応えのある作品に仕上がっています。
大橋さんの作品は、10月20日発行の中日新聞にて掲載を予定しております。

最優秀作品2点目には、3年 多々良颯一朗さんの作品が選ばれました。
「形勢逆転といこうか。」というコピーに込められた想いは、新型コロナウィルスによる景気悪化への反撃の狼煙! 自粛グセがついた世の中に爪を立て、己を奮い立たせろ! 止まった時を再び動かそう!! そんなメッセージの広告です。まさに我々が言いたかったことを見事表現してくれた! ということで、多くの票を集めました。「共感」という広告に必要な要素をしっかりと盛り込んだこと、また、キャッチコピーのみで構成する作品が多い中、ボディコピーまできっちり仕上げてきたところが高評価のポイントでした。
多々良さんの作品は、10月20日発行の静岡新聞にて掲載を予定しております。

以上、優秀作品のご紹介でした。
新聞全5段というサイズ、モノクロという制限、新聞広告≠新聞の広告というニュアンスの難しさ・・・新聞広告に馴染みの少ない学生の皆さんにとって、非常に頭を悩ませた課題だったと思います。ぜひ今後とも、新聞広告の面白さを追求してもらえれば幸いです。ご協力いただきました静岡デザイン専門学校グラフィックデザイン科のみなさん、ありがとうございました!

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